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有馬温泉豆知識

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有馬の温泉


■有馬温泉の泉質

有馬温泉は環境省の指針により『療養泉』として指定されている
9つの主成分のうち7つもの成分が含まれている世界的に珍しい
多くの成分が混合した温泉です。

【 温泉の定義 】
温泉地は3,000箇所以上、源泉数は27,000を超える温泉天国・日本。

温泉は、地中から湧き出る温水・鉱水(ミネラルウォーター)やガスで、
泉源での温度が25℃以上あるか、鉄や炭酸ガスなど特定の19種の
物質のどれか1つでも決められた値以上含むものと定義されています。

有馬温泉は太平洋から日本列島の下に沈み込むフィリピン海プレート
(深さ40〜80km)から生まれている水が、マグマを作らずに熱水のまま
上昇し、温泉として湧き出していると考えられています。


【 療養泉って? 】
温泉のうち、症状や病気に効果が期待できるものを療養泉と言います。
療養泉は、その主成分より 大きく9種に分類されます。

有馬温泉は硫黄泉と酸性泉を除く7つの成分が含まれています。

もっと詳しく! 温泉郷.com 温泉療養基礎知識 泉質と効能
健康づくりプログラム 有馬温泉



■有馬温泉の特徴

有馬温泉のお湯で最も特徴的なのは茶褐色の金泉
有馬町内の数多くの施設で利用できます。
正式には含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉と言います。

湧き出る瞬間は透明らしいのですが、湯に含まれる鉄分が空気と
触れて酸化することにより、茶褐色のお湯になります。

そして、金泉は海水のおよそ2倍の塩分を含む強塩泉
殺菌作用や皮膚の活性化作用があり、塩が肌に薄い皮膜を作る
ため保湿効果が持続します。

また、メタ珪酸という物質も多く含まれているので、肌触りがよく
保温効果も高くなるそうです。

【 金泉の特等席 】
「錆びた鉄より錆びていない鉄の方が良い」のは鉄製品もお湯も同様。
温泉水は錆びはじめた時から少しずつ効果が減少していると言います。

特に、浴槽が深い・広いなどの場合、お湯がうまく攪拌されなければ、
浴槽下部や浴槽隅には効果の減少した古いお湯が長く淀んでいること
になります。たとえ「かけ流し」でも攪拌されなければ新しいお湯は浴槽
表面をすべるだけの「かけ流れ」というわけです。

金泉のお風呂は新しいお湯が出てくる場所の近くが特等席。
掻き回してみるのもGoodですよ!



< 注意 >

各浴場施設のお湯の管理方法や使用している源泉の違いなどにより
成分には含有差もございます。
詳しくは各施設に掲示の温泉分析表などでお確かめください。

< 参考資料 >

●「温泉の効用」阿岸祐幸  (2007.03.03 第1回有馬学講座配布資料)
●「有馬温泉道しるべ」神戸市観光交流課 観光案内チラシ
●「有馬温泉の効能について」神戸市観光交流課 観光案内チラシ
●「温泉郷.com」社団法人 民間活力開発機構


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有馬温泉 欽山-KINZAN- 兵庫県神戸市北区有馬町1302−4