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文字を書くために筆先を下に向けると小さい人形がちょんと現れ、
筆先を上に向けると人形は中へ引っ込んでしまう…
そんな洒落た仕掛けの人形筆は、色とりどりの細い絹糸で巻かれていて
目にも鮮やかな美しさ。
別名「子持ち筆」とも言われ、その仕掛けの考案は室町時代に遡るとか。
以来、長く親しまれてきました。
この人形筆を作っているのは西田筆店。
温泉街の湯本坂を登っていくと右手にあります。
店の前のガラスには人形筆の仕掛けの説明が貼ってあり、
中を覗いてみると人形筆の仕掛けを見せてくださいました。
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■人形筆の仕掛け
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筆に巻きつけた絹糸の模様も
細かいのですが…
人形もすっっごく小さいです!
しかし、人形や仕掛けの大きさの関係上
細筆(小筆)には
どうしても組み込めない とのお話。
残念ながら人形が出てくるのは
太筆(大筆)のみですが、
細筆も絹糸がとても美しいです。
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有馬で継がれてきた美しき伝統工芸「有馬人形筆」。
今、人形筆を作っているお店はもうここだけ。
お店の方はとても気さくにいろいろと教えてくださいますし、
温泉街の散策ついでにちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。
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