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代々伝わる丸帯が几帳に生まれ変わりました!!

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本日は、当館にある几帳をご紹介させて頂きます。
 
こちらは、当館に代々伝わる戦前の西陣織の丸帯を、
几帳に仕立て直したものでございます。
 
丸帯とは普通の帯の倍の幅にあたる約70センチ、
長さ約4m~4m50cmの広幅の紋織りの生地を二つ折りして芯を入れ、
半分の幅にし、表と裏が同じ柄になるように仕立てた帯です。
女帯の中で、最も格式の高い正装用の帯です。
 
現在では殆ど見られませんが、
戦前は婚礼などの場で、礼装用として使われていました。
 
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帯の柄は、現代には少ない大胆な図柄です。
金地に四君子模様(梅、菊、竹、蘭の四つを配した模様)で、
古くから松竹梅と同じく吉祥模様のお目出たい柄として用いられております。
 
先代の大女将も昔、若かりし頃に結んでいたと思われます。
そして、現在の女将もお嫁に来た際に、
結婚式で一度結んだ事があると申しておりました。
 
私は一度もこちらの丸帯を結んだことはございませんが、
とても重く長いので、一人で結ぶことは出来ませんし、
今回女将が思い切って几帳に仕立て直しました。
 
とても絢爛豪華なので、
当館をご利用頂くお客様の幸せを願い
装飾として披露することにしました。
 
ご来館頂いた際には、是非ご覧頂ければと存じます。
 
Written by 若女将@欽山
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