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箸付一例 ~秋の味わい・秋刀魚~

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写真は、今が旬でおいしい秋刀魚、香りイクラが添えられた松茸、
汲み湯葉に火取り鳥貝が盛りつけられた箸付けの一例。
 
秋の味覚の魚と言えば秋刀魚ですが、
どうして“秋刀魚”と書くようになったのでしょうか?
 
実はそれほど古くからではなく大正時代から。
それ以前は“さんま”とは呼んでいたものの、
漢字は決まっていなかったとか。
 
大正10年、作家で詩人の佐藤春夫さんが、
『秋刀魚の歌』という詩を発表したことで
「さんま」が「秋刀魚」として全国に広まったそうです。
 
脂ののった旬の秋刀魚はもちろんですが、
器に敷かれた色づいた葉にも秋の雰囲気を感じる一皿。
どうぞ、目で、舌で、秋をお楽しみください。
 
Information by Web担ゆあさ@欽山
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