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造里一例 ~初鰹(はつがつお)が登場です!~

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写真は、鯛薄切り / 初鰹焼ちり / 島鯵茗荷和え
今年も初鰹が登場です。

黒潮に乗って回遊する鰹は港によって水揚げ時期も様々。
首都圏の方には初鰹=初夏のイメージかもしれませんが、
2~3月頃から徐々に九州沖にやってくる鰹は
四国・関西では初鰹=春の魚。
まだ脂が乗りきっていないさっぱりした味わいの鰹です。

さて、そんな初鰹。

その昔、江戸で初鰹と言えば1本1両と
大変高価なものだったようですが…

鰹(=戦に“勝つ魚”)は縁起物でもあり、
また「初物を食べると長生きする」と
初物にことさらうるさかった江戸っ子たちは、
  縁起の良い鰹の初物を食べないなんて
  粋な江戸っ子とは言えない!
とばかりにこぞって初鰹を食べたと言います。

  まないたに 小判一枚 初がつを
  初鰹 銭と辛子(からし)で 二度涙

こんな川柳まで詠まれるほど
初鰹は大変もてはやされていました。

江戸っ子たちが信じたように
初鰹で本当に長生きできると嬉しいですね☆

Written by Web担まつい@欽山

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