ようやく旬のこの食材
冷たい風が伝う中で花を待ちわびたこの春。
例年より桜の開花も遅れ気味でしたが…
食材もまたしかり。
少し遅れてようやく旬がやってきたのは
「鯛の子」と「鯛の白子」。
どちらも産卵前の
おなかの膨れた鯛から取れる貴重な食材で、
ちなみに雌から取れるのが「鯛の子」
雄から取れるのが「鯛の白子」です。
旬の食材を仕入れたからには!ということで
今月に入って前菜の一品に「鯛の親子塩辛」を
ご用意させていだく日が増えてきました。
鮮度のよい白子を塩揉みしさっと湯にくぐらせ
酒で洗い塩と昆布をあて二日寝かし
子は血を取り除き丁寧に子だけを塩辛とします。
完成した一品はとても上品な味わいです。
お酒との相性もぴったりなので
一緒にお召し上がりになれば
味わいがぐっと引き立つこと間違いありません!
春、まさに今が食べ頃の「鯛の子」そして「鯛の白子」を
是非皆様にお楽しみいただければと思います。
Photo by 調理部ふちの@欽山
Written by Web担さわだ@欽山