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源平の昔をたずねて1

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
…と、古文の教科書でもおなじみの平家物語。
そんな源平の昔をたずねて須磨へ行ってきました

須磨は源平一の谷合戦の古戦場として有名な地。
有馬温泉から電車で約1時間少々の須磨浦公園駅近くに
笛の名手を謳われた若武者・平敦盛の供養塚があります。

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この須磨で、敦盛と対峙したのは源氏の武将・熊谷直実。
直実は敦盛と知らず一騎打ちで挑みますが、
捕らえた敦盛を討とうと組み伏せて顔を見ると、元服間もない若武者。
討死したばかりの自らの嫡男の面影と重なって
敦盛を討つことをためらったといいます。

敦盛も直実嫡男・直家も数え年16歳だったと云いますから
中学生での合戦デビュー。………いろんなイミで早いです。

敦盛は後に幸若舞の演目にもなりますが、
織田信長が桶狭間の直前にその「敦盛」を舞ったという話も
世に広く良く知られています。

800年ほど昔、目前に広がる浜辺で散った敦盛に想いを馳せながら
静かに手を合わせてきました。

⇒ Mapなど詳しくは須磨観光協会HP

【須磨浦公園余談】駅近くの工事現場で…
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源氏と平氏が戦っていました(笑)

Written by まつい@欽山
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