有馬温泉欽山は環境エネルギーに貢献します!
調理場での使用済み油をバイオエネルギー燃料の原料として供給開始
株式会社欽山(所在地:兵庫県神戸市、代表取締役:小山嘉昭)は、
2009年12月1日(火)より有馬温泉欽山より排出される使用済み油(廃食油)を、
バイオディーゼル燃料(B100燃料)等の原料として供給を開始いたします。
有馬温泉欽山から排出された使用済み油(約100リットル/月)は、
エネルギー事業会社(株式会社STN)の工場にてバイオディーゼル燃料化により
B100燃料に精製され、有馬温泉欽山の物資運搬用トラック2台の燃料の一部として使用されます。
【B100燃料とは】
廃食油からできたバイオディーゼル燃料(B.D.F)を
軽油の代替燃料とする植物油100%の燃料です。
今回のしくみにより、年間に約1,200リットルのB100燃料の精製が可能となります。
このB100燃料が利用されることにより、従来の軽油と比較した結果、
年間に約3トンのCO2削減量が見込まれます。
植物もCO2を固定化(吸収)します。
街角でよく見かける街路樹ほどの大きさの樹木(樹高:6m、胸高直径:10cm、枝幅:3m)は、
一年間で12.547kgのCO2を固定化(吸収)します。
今回のCO2削減量(約3トン/年間削減する場合)をこの樹木の数で表すと、
約240本の上記樹木に相当します。
※樹木による二酸化炭素の吸収量は、
(社)道路緑化保全協会(2002)緑の情報シートを参考にしました。
※上記バイオディーゼルのCO2削減量は、
廃食油をエステル化する工程で使用する電力や石油などを加味した数字です。
※上記数値は廃食油の性情や精製技術などにより異なることがあり、
あくまでも一例としての数値です。
有馬温泉欽山は今後もさらに地球環境にやさしい旅館づくりを目指し、
CO2削減に取り組んでまいります。