続々登場!~春を告げる魚たち~
北国に記録的な大雪を降らせていたこの冬一番の寒波が
ようやく移動してくれそうです。
天気予報では来週は3月並の暖かさとか
季節の変わり目とはいえ、行ったり来たりの天候に戸惑ってしまいます
お料理の食材にも春を感じさせてくれるものがたくさんありますね
つい先日の節分では、主に西日本だそうですが
イワシを食べる習慣があります。
これは邪気を払うためにイワシの頭を門口にさした習慣に
由来しているといいます
イワシの頭を柊の枝で串刺しにして軒先につるすことで、
柊の針で鬼の眼を刺し、イワシを焼く激しい煙と臭いで
邪気を追い払います
また冬を追い出すという意味もあるそうで、
春を招いてくれる魚ですね
これと同じ時期に市場には
頭(胴体)がまん丸のイイダコが出始めました
正徳2年に作られた「和漢三才図会」に、
「味は蒸飯の如し、故に飯蛸と名付く」とあります。
早春のイイダコは、胴に飯粒(イイ)に似た卵がびっしりと入る事から、
こう呼ばれるようになったそうです。
まだまだ寒い日が続きますが春は近いみたいです
ちなみに、イイダコは小さい白い物体に対して異常なほどの執着心を見せるそうで、
ラッキョウで釣るんだそうです
普段捕食しているものが、小さなエビやカニ、それに貝類なので、
カニの腹や貝類の内側を想像するから……
とにかく白いものが好き
姿がユーモラスでかわいらしく頭でっかちのタコくんが
ラッキョウにしがみついている姿を想像すると・・・ちょっと笑えます