おせちの準備も順調です!
とうとうクリスマスも過ぎ
2010年も残すところ、あと4日となりました。
今年も皆様のご多幸を祈念しつつ、
おせち料理の準備に勤しんでおります。
毎年おせちの縁起のよい食材をとりあげていますが
今回はゆりねと数の子について!
百合根(ゆりね)は白い鱗茎
(りんけい:まわりに肉の厚い鱗形の葉をつけた地下茎)
が幾重(いくえ)にも重(かさ)なっていることから、
「年を重ねる」正月にはなくてはならない縁起物です。
また、ゆりの霊力は天上の扉を開くと信じられ、
昔は滋養強壮、利尿、せき止め、産後の回復などへの効果から
薬用として食されていました。
その縁起と効用から、「一年間無病息災で暮らせるように…」
「子孫繁栄に…」と、おせち料理に加えられたという説もあるそうです。
こちらは卵だけに、もちろん子沢山、子孫繁栄。
しかしそれだけではありません。
イクラやたらこなど数ある中で数の子が選ばれた理由は・・
数の子はニシンの卵。
二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、
古くからおせちに使われました。
ニシンの子なのに、なぜ数の子?
それはニシンが昔「かど」と呼ばれていたことから
だそうです。
おせち料理には、このように幸せを祈った食材が盛りだくさん!
調理場一同、今年もおせち出荷に向けて準備頑張ってマス!