器の中に広がる秋
秋の深まりとともに黄葉するイチョウ。
街路樹などでもよく目にしますが、
このイチョウ、雄雌別々の株を持つ木で、
実は雌株にしかつかないのだとか。
この実を水に浸すか土に埋めて果肉を腐らせ、
中の核(種子)を乾燥して貯蔵。
核の殻を割って取り出した緑色の仁…
それが、銀杏。
黄色く色づいたイチョウが落葉する頃に
落ちた果実には独特の異臭もありますが、
熟した銀杏の色鮮やかな緑は
器の中に美しい彩を添え、
私達にそっと秋の深まりを知らせてくれます。
今の時期ならではの秋の恵み、
翡翠銀杏を
目で、舌で、心で
皆様にお楽しみいただければと思います!