欽山のお庭の名脇役たち
山笑う季節も過ぎ去り、有馬の里も今や春爛漫となりました。
欽山のお庭も、椿や辛夷が彩を添えつつ
梅が桜に主役を譲りどんどん春が進行中です。
そんな華やかな共演の中、舞台を支えるかのように
ひっそりと咲く花たちがあります。
山歩きや町中の散歩のときにも
見かけて気にはなるけれど名前はあまり知られていない、
そんな花を欽山のお庭にも見つけました。
◇アセビ(馬酔木)
馬が食べて中毒で酔った様になった事から付いた名前らしいです。
清楚ながら毒をもった花、ピンクの花もあります。
◇サンシュユ(山茱萸)
梅よりも先に咲き、桜が散っても花は残っています。
◇ウメモドキ(梅擬)
梅ではないので初夏に花が咲きます。
真冬まで赤い実を残し冬枯れの中、いっとき存在感を増しますが
鳥の絶好の餌なので丸裸。
◇シャクナゲ(石楠花)
今は地味ですが次期主役候補です。
◇ヒイラギナンテン(柊南天)
都会の植栽でもよく見かけますがやっぱり和風が似合います、芳香あり。
◇ヒュウガミズキ(日向水木)
日向地方とは無関係で丹後丹波が故郷の草木だそうです。
◇フッキソウ(富貴草)
まさに和風のグランドカバー。秋にもおもしろい形の白い実が「なります。
◇マンリョウ(万両)
昔から縁起の良い木とされています、しかも欽山のお庭には紅白のマンリョウが・・・。
お客様をお迎えするには最高の配置ですね。
Photo & Written by フロント係おおつか@欽山
Update by Web担たかい@欽山