室町時代から続く有馬人形筆
文字を書くために筆先を下に向けると
小さい人形がちょんと現れ、
筆先を上に向けると人形は中へ。
そんな洒落た仕掛けの人形筆は
色とりどりの細い絹糸で巻かれていて
目にも鮮やかな美しさ。
「子持ち筆」とも言われ、
その仕掛けの考案は室町時代に遡るとか。
以来、長く親しまれてきました。
この人形筆を作っているのは西田筆店。
覗いてみると、人形筆の仕掛けを見せてくださいました。
※撮影時に了解を取り忘れたので…
すみません。仕掛けの一部はマル秘にしておきます
絹糸の模様もすごく細かいのですが、
人形もすごく小さいです。
でも人形や仕掛けの大きさの関係上
細筆(小筆)にはどうしても組み込めないそうで、
残念ながら人形が出てくるのは太筆(大筆)のみですが、
細筆も絹糸がとても美しいですよ。
温泉街の散策ついでに覗いてみられては如何でしょう。