六甲有馬を愛した日本画家・菖蒲大悦
誰の作品ですか?
お客様からご質問いただくこともある館内の絵画。
欽山の客室やロビーに絵画が掛けられていますが、
その多くは菖蒲大悦という方の描いたものです。
菖蒲大悦(明治35-平成11)は佐賀出身の画家。
上京して日本美術学校に学び、卒業後は神戸に移住。
兵庫県美術協会に参加し、その活躍の中で、大悦は
六甲有馬の風景を好んで描いたと言われています。
作品に対しても数多く受賞されていますが、
神戸での芸術活動に対し、兵庫県芸術文化賞や
神戸市文化功労表彰なども受賞されています。
写真はロビースペースと東館エレベーター前にある絵。
いずれも菖蒲大悦のものです。
この絵がどこを描いたものなのか…
残念ながら詳しいことはわかりませんが、
もしかすると、まだ長閑な風景が広がっていた頃の
有馬のどこか?かもしれません