こうべ歴史探訪(5) 楠木正成終焉の地・湊川神社
歴史を知ると旅はもっと楽しくなる♪♪♪
生田神社・長田神社とともに、
神戸三社のひとつとして
賑わいの絶えない湊川神社。
明治になってから
別格官幣社(主に国家の忠臣を祭る社)
第1号として創祀された神社で、
鎌倉幕府の倒幕に貢献した
南北朝の武将・楠木正成(くすのきまさしげ)を主祭神とし、
「楠公さん(なんこうさん)」の愛称で親しまれています。
神社としての日は浅いですが
1336年(建武3年)5月25日、湊川合戦において、
正成はじめ楠木一族が最期を迎えた場所であり、
江戸時代には水戸黄門でおなじみの
徳川光圀公が御墓所を建立、
幕末の志士たちも楠公さんの墓前を訪れたとか。
—敵も御方(味方)も惜しまぬ人ぞなかりけり。
敵方の書である梅松論にそう記されるほど
当時の人々にその死を惜しまれた楠木正成ですが
湊川神社で子供向けに作成された解説シートでは
正成をこんな風に紹介しています。
—“楠公さん”こと楠木正成公は、
正しい心をもって、
平和な世の中であるように、
一生けんめい生きた人でした —
湊川神社では毎年、
正成公御殉節の5月25日の楠公祭をメインに
5月は様々な祭典や催しが斎行されます。
新緑の美しいこの季節。
皆さんも一度“楠公さん”を訪ねてみませんか?
Written by Web担まつい@欽山