こうべ歴史探訪(2) 日本三大仏だった?兵庫大仏
歴史を知ると旅はもっと楽しくなる♪♪♪
巷では様々なものが日本三大○○と
取り上げられることがありますが、
日本三大仏と言えば、
奈良・東大寺の大仏、鎌倉・高徳院の大仏、
そして…???
明治から昭和戦前まで
その三尊目の座についていたのが
実は、神戸の兵庫大仏!
戦前の大仏様は戦時中に金属供出されてしまい、
三大仏と言われていた当時の大仏様は
もういらっしゃらないのですが、
再建された現在の大仏様も思いの外大きくて…
神戸にこんな大仏様がいらっしゃることに
ちょっとびっくりしませんか?
この大仏様は、地下鉄海岸線の中央市場前駅から
徒歩約10分の能福寺というお寺の境内で
晴れた日はキラキラ注ぐ陽射しを浴びて、
風の日は風に向かい、雨の日は雨に打たれながら、
ただじっと座っていらっしゃいます。
気のせいか、見る角度によって
微笑んでいるように見えたり
怒っているように見えたりする気もしますが、
それは仏を見る者の心を映している…のかもしれません。
みなさんも機会があれば是非一度
神戸の「兵庫大仏」に会いに行ってみてください。
【能福寺】
805年 最澄により能福護国密寺として創建
境内には兵庫大仏のほか平清盛公墓処もあります。
Written by Web担まつい@欽山