2012.09.09
【Kobe de 清盛 2012】清盛ゆかりのまちを歩く(11)~阿弥陀寺~
早いものでまた一週間。日曜日がやってまいりました。 今日もWeb担まついが神戸のまちに今も残る 清盛や平家ゆかりのスポットをご紹介♪
各地に阿弥陀寺は数あれど! 本日は先週ご紹介した清盛塚のすぐ近くにある阿弥陀寺へ ご案内したいと思います。
広い道路に面していながらも入り口が脇にあるので 少しわかりにくいかもしれないですが… こじんまりした境内中庭の池に、 魚御堂の礎石と伝えられる大きな石があります。
“礎石”ですから、パっと見てもじっくり見ても ただの石以外の何物でもないのですが、 石の一部が赤い色をしているのがご覧いただけますか?
魚御堂は魚の供養のために清盛が設けたとする説や 清盛の嫡男である重盛の仮屋敷だったという説があるそうです。
またこの石は楠公供養石とも呼ばれているそうなのですが、 後に湊川の戦いに勝利した足利尊氏が魚御堂で楠木正成の 首改めをした礎石だという話も伝わっています。
この大石、お寺の案内看板によると黒田長政より 絵屋(鷹見家)が賜ったものを阿弥陀寺に寄贈したとあり、 この石も魚御堂もこの場所にあったものではありませんが、 長い長い歴史の中で幾多のものを見つめてきた石なのです。
さてさて。 今晩放送の大河ドラマ 平清盛 第35回は「わが都、福原」 出家した清盛がいよいよ神戸へやってきます♪ 清盛紀行でも雪見御所旧跡や平野商店街などが紹介されるようです。 今夜もどうぞお見逃し無く!
Photo & Written by Web担まつい@欽山