2012.08.19
【Kobe de 清盛 2012】清盛ゆかりのまちを歩く(8)~能福寺~
早いものでまた一週間。日曜日がやってまいりました。
今日もWeb担まついが神戸のまちに今も残る
清盛や平家ゆかりのスポットをご紹介♪
各地に○○大仏は数あれど!
本日ご紹介するのは兵庫大仏でも有名な
平家ゆかりのお寺、能福寺でございます。
境内でまず目を惹くのがこの大仏様。
兵庫大仏は明治24年に豪商・南条荘兵衛の寄進により建立され、
金属回収令で昭和19年に国に供出されるまでは
奈良・鎌倉の大仏様とともに日本三大大仏の一つに数えられていました。
今、写真に映るのは平成3年になってから再建された2代目ですが、
我々と同じように雨が降る日には雨に打たれ、
風が吹く日には風に向かう、優しい露座の大仏様です。
能福寺の由緒を辿るとその歴史は古く、
805年に最澄により能福護国密寺として創建されたのが始まりとか。
大仏様がまだいらっしゃらなかった平安末期には…
平清盛がこの能福寺で剃髪したと云われており、
福原遷都計画にともなって平家の祈願寺に定められ、
一門により大伽藍が建立されたそうです。
大仏の手前、大仏に向かって左側には
「平相国廟(平清盛廟)・平清盛公墓処」があります。
清盛が京で亡くなり荼毘にふされたとき、その遺言に従って
能福寺の住職が清盛の遺骨を持ち帰って寺領内の八棟寺に埋葬、
平相国廟が造立されたと伝えられています。
平氏の滅亡とともに能福寺も灰燼に帰しており、
今の平相国廟も、清盛の八百年回忌を迎えるに際して
昭和55年に復興再建されたものですが、
真実清盛の遺骨があるのかどうかは別にして、
清盛の魂は、縁深いこの場所に
静かに眠っているのではないでしょうか。.:*:・'゚
清盛の姿、清盛の夢に思いを馳せながらそっと手を合わせれば、
そよぐ風とともに清盛の声が聞こえてくるかも(?)しれません。
さてさて。オリンピックも無事閉幕!
本日久々の大河ドラマ平清盛は、第32回「百日の太政大臣」
松田聖子、舞姫として再登場デス!
Photo & Written by Web担まつい@欽山