2012.06.24
【Kobe de 清盛 2012】清盛ゆかりのまちを歩く(2)~氷室神社~
早いものでもう一週間。日曜日がやってまいりました。
今日もWeb担まついが神戸のまちに今も残る
清盛や平家ゆかりのスポットをご紹介♪
氷室あれば、氷室神社あり?!
各地に様々な氷室神社がありますが、
本日のご紹介はもちろん!“神戸”の氷室神社でございます。
今から遡ること約800年。
松山ケンイチ演じる平清盛が福原(神戸)に遷都する際、
兵庫七弁天の一社として厳島神社より
水の神・市杵島比売を奉斎したお社。
当時この付近には清盛の弟・教盛の別邸があり、
松田翔太演じる後白河法皇が幽閉されたのだとか。
そもそも“氷室”の名を冠することになったのは…
この神社の境内奥に氷室跡があるのですが、
見に行くと、空気がちょっと涼しい感じ。.:*:・'゚
ここの氷室の氷を仁徳天皇に献上したことに由来します。
歴史の教科書で鍵穴の形をした前方後円墳の写真をご記憶の
方もあると思いますが、あの仁徳天皇デス。
平家物語によると、
源義経のライバル的存在?教経(清盛の弟・教盛の次男)が
源平合戦に際して氷室神社に本陣を置いたので
ここにあった井戸は「陣場の井」と呼ばれたそうです。
また、その兄・通盛(清盛の弟・教盛の嫡男)が
妻・小宰相と最後の名残を惜しんだ場所でもあります。
ある花見で一目惚れし、小宰相にから返事がもらえなくても
2年間も手紙を書き続けた通盛。想いが通じてようやく
仲睦まじく愛を育もうとした矢先の別れは
何とも言えず切ないものだったに違いありません(゚゚)(。。)
氷室神社までは長く坂道が続くので、
登っていると足が疲れて挫けそうになるかもしれませんが
身重の小宰相も通盛に会いたい一心でこうして歩いたのかも…
と思うと、頑張って登れると思います(^-^)v
本殿の中には、そうした歴史により親しんでもらうため?
佐久間智代の平家物語シリーズや湯口聖子の夢語りシリーズなど
今となっては懐かしい歴史漫画も並んでおりましたので、
興味とお時間のある方は是非(笑)
さて、今晩放送の大河ドラマ 平清盛 第25回は「見果てぬ夢」
権力闘争の中、新たに生まれる対立の構図。
平治の乱ももうスグか?と思うと緊張感がみなぎりマスね。
今夜もどうぞお見逃し無く!
Photo & Written by Web担まつい@欽山