2016.11.16
煮物椀一例 ~鱧安平と名残り松茸~
写真は清汁仕立ての煮物椀一例で、
鱧安平と名残り松茸に、うぐいす菜、紅葉人参、
柚子皮などを添えてお出ししております。
“鱧といえば夏”というイメージがありますが、
本当においしいのは晩秋の鱧。
9月から10月にかけ、子を放した後一旦やせ細り、
その後冬眠の準備のためにたくさんの餌を食べ栄養を付けます。
それがまさに今頃の鱧で、身が肥えて脂が乗り、
体も金色を帯びてくる様から「金鱧」「落ち鱧」
などと呼ばれ、大変美味。
晩秋の鱧と名残り松茸が出合うこの1品で、
去りゆく秋、名残の味わいをお楽しみください。
Information by Web担ゆあさ@欽山
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