2011.05.17
春から初夏にかけて油がのってくる魚 ~鰊~
欽山では、今月の朝食の焚き合わせに鰊を使っています。
鰊(にしん)は別名、春告魚と呼ばれ、
春から初夏にかけての産卵期に油が多く美味しくなります。
鰊の卵を干したり、塩漬けにしたものはお正月で良く見かける「数の子」となります。
冷蔵技術が無い時代、「身欠き鰊(みがきにしん)」と呼ばれる干物に加工し、
それを昆布巻きにして煮たり味噌を付けたりして食べたそうです。
生だとすぐに痛んでしまいますがじっくり干すことにより長持ちするので、
山間地の人たちも鰊を味わうことができたそう。
山間地の京都で鰊そばなどの名物鰊料理があるのも身欠き鰊お陰のようです。
段々と旬を迎える鰊を是非ご賞味下さい。
Photo by 調理部 もりした@欽山
Written by Web担 たにじり@欽山
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