2023.1.6

～無病息災を祈って～

明日は正月七日、人日の節句ということで、欽山では七草粥をご用意します。

　せり　なずな　御形　はこべら　仏の座　すずな　すずしろ

七草粥の風習は中国伝来のもので、平安中期頃に始まったとされています。
中国では「六日年越・七日正月」と言われ、七日がひとつの節目とされていました。
この七日は人を占う日「人日」といい、七種の菜を温かい汁物にして食し、

邪気を避ける風習があったそうです。

早春にいち早く芽吹く菜が邪気を払うとされ、

唐の時代には、人日に七種の若菜を入れた汁物を食べることで、

新しい生命力を得て、無病息災を願うようになりました。

これが日本に伝わり、平安時代から宮中行事として、正月七日に七種粥を食べるようになったようです。

お正月のご馳走で疲れた胃腸をいたり、そして、今年の無病息災を願うためにも・・・
明日は是非、七草粥を食べてくださいね。